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“For Sleep”制作にあたって 第三章


理想とする音楽を作るために自分の奥底にあるおぼろげなイメージを繋ぎ合わせる。 それはまるで、夢の中ではっきりと文章を読み上げるごとく難しい。。


そのイメージを繋ぎ合わせるためのヒントは 日常の中に散りばめられていた。


例えば


高速道路で聴くフランクシナトラ


遠方上空に飛ぶジェット機のスピード


タバコから上る煙の動き


それらは時間の感覚を麻痺させてしまう。

日常の中の非日常なスローモーションな世界。


子供を寝かしつける子守唄にもヒントが。

綺麗な発声でテンポよく歌っては子供は眠くならない。

テンポという概念から外れた音楽の心地よさ。


また、自分が長く話すと自分も相手もとても眠くなる事に気付いた。。。 あまり良くない事だけど。。


敢えて良く言えば、自分は人を眠くさせる 発音方法を取得していて、 自分はその時間感覚の中で生きていて 世界をそう認識していると自覚をした。


その時間感覚を音楽に取り入れる事で、 自分にとって本当に心地よい音楽が作れると確信した。





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